単語を覚える時に私が使っている方法の1つに「道しるべを作る」があります。
「自分の道しるべ」とは、その単語を思い出そうとする時の目印になるような”何か”の事です。
特に問題なく何回か見ているうちに覚えられる単語は、そのまま覚えてしまえば良いのですが、
中にはなぜか全然覚えられない単語ってありますよね。
何度見ても何度聞いても忘れてしまう単語です。
そのような単語には、記憶を辿るための「道しるべ」が必要です。
では、どんな「道しるべ」を作っておくと良いでしょう?
①母語の似ている単語
●母語の似ている音の単語に結び付けて覚える。
あまり難しい単語は、似ている音の単語を見つけることは難しいですが
簡単な単語だと似てる単語を見つけることができます。
初級レベルの時には、使える方法です。
②目標言語の似ている単語
●目標言語の似ている単語にタグ付けして覚える。
例: bear – pear
洋ナシを持ってる熊を想像します。
定着するまでは、このようにbearから手繰り寄せてpearを思い出します。
③接辞
●接頭辞や接尾辞の意味を理解する事で単語の意味を記憶し易くする。
例:subscribe / prescribe / describe (接尾語scribe: 書く)
④ストーリー
●自分に関わる話しを書きストーリーと共に単語を覚える。
書いたストーリーをある程度暗記しておいて
誰かに話す(または独り言)ことで覚えることができます。
その単語を思い出す時に、「あの話をした時に使ったなぁ。」
という感じで話した内容と共に思い出すことができます。
⑤歌詞
●自分が覚えたい単語やフレーズの入った歌詞の部分を覚える。
単語が思い出せないときに、まずメロディーを思い出して単語を引き出します。
CMのメロディーを聞くと言葉が自然に出てくる感じです。
どうしても覚えられない単語は?
どうしても覚えられない単語は「絶対覚える!」
と思って気合を入れて覚える必要があります。
何度も書いたり、自分の覚えやすい例文を作ったり
どのような時にその単語を使えるかを考えたり…。
覚えようとしても頭に残らない単語は
自分がいつも行っている覚え方では覚えられないかもしれないので
他の単語とは違う角度から取り組んでみましょう。
例①
以前、《embarrassed (決まりが悪い、恥ずかしい) 》がなぜか全然覚えられませんでした。
その時の私は、その単語の発音に自信がなかったので頭に残っていなかったんです。
まずは、発音をクリアにして、その単語がどのように使われているのかを理解したら
色々なところでその単語が聞こえてくるようになりました。
そして、何度もその単語に出会ううちに覚えることができました。
例②
中国語の《推荐(薦める)》がなかなか覚えられませんでした。
この単語がどうしても覚えられないということがわかってからは、
毎日のようにこの単語やこの単語を使った文章を見て、発音を確認しました。
「絶対この単語を覚える!」と毎日見続けることで、覚えることができました。
少しでも参考になれば嬉しいです。
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