「英語の音源の聞き流しは意味がありますか。」
という質問をときどき受けることがあります。
聞き流しをしているけれど、なかなかリスニング力の向上が見られなくて
「目標言語の聞き流しは意味があるのか…」と疑問に思う方が多いようです。
私の答えは…Yes and Noです。
それは、学習者のレベルによるからです。
目標言語のレベルが入門~中級くらいのレベルの場合は…Noです。
ただ単に目標言語の音源を流すこと(passive listening)はあまり意味がないと思っています。
聞き流すのではなく目的を持って意識的に目標言語の音声を聞く必要があります。
例えば、入門レベルの方は抑揚とリズムに注意して聞いてみたり
1つでも知っている単語を聞き取ろうとしてみたり
日本語や韓国語のように文末表現で文章のニュアンスが変わる言語の場合は、
会話やスピーチの中で使われている文末表現に意識して聞いてみたり
中級レベルの学習者は内容に注意して聞き
気になった単語や文法表現を探してみたり…
です。
このように何のためにリスニングをしているのかを意識して聞かないと
ただのBGMになってしまい、大きな上達は見られません。
洋画をたくさん見ていても見る時に字幕だけを真剣に読んでいて
全く音声に意識を向けていなければ聞き取れるようにはなりませんよね。
もちろん、「聞かない」よりはBGMとしてでも「聞く」方が絶対良いですが。
インプットの重要性
特に一定のレベルに到達するまでは
リスニングやリーディングからの大量のインプットが必要です。
頭の中に単語や表現の蓄えがなければ、いざと言うときに出てきません。
1週間に1回のインプットでは全く足りないので
習慣的にインプットができる環境を作りましょう!
≪参考≫
言語学習を楽しむことが何よりも大切だと思います。
「おもしろい!」と思えるコンテンツを見つけて
リスニング&リーディングのインプットをどんどんしてきましょう(^▽^)/
以上です。
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