「英語を聞き流していれば、英語を話せるようになりますか。」
という質問を受けることがあります。
私の回答としては…
「目標言語をただ聞いているだけでは聞き取れるようにならない。」
です。
洋画が好きだったり韓国や中国ドラマが好きな人も多くいると思いますが
字幕を読みドラマの内容だけに集中していて言語は特に意識していないで見ている場合、
その言語を聞き取れるようにはなっていないはずです。
聞き取れるようになるためには何を変えれば良いのかを考えてみました。
1.興味を持って意識的に聞く
まず第一にその言語に興味を持っているかどうかですね。
興味を持っていれば、意識をしながら音声を聞くことになります。
「今の音面白かったけど、どういう意味なんだろう?」とか
「さっきの単語何回もでてくるけど、字幕と照らしあわせると○○という意味かな?」など
言語に意識して聞いていると、気になることが出てくるはずです。
気になることを調べることで、次にその音に出会うたびに記憶に残ります。
聞いた事ある単語だけど、意味がぱっと浮かばない…ということも多々あります。
<少し考えて(または調べて)⇒思い出す>というプロセスを繰り返しているうちに
瞬時に意味が思い浮かぶようになってきます。
ここまで行けば、自分が言いたいときにもぱっとその単語が浮かぶはずです。
音声は意識せずに字幕だけを見て内容を理解しようとしている場合
聞き取れるようにはなりません。
2.知っている単語を探す
少しでも単語の知識があることが必須です。
知っている単語が聞こえてきたら嬉しいですよね。
ある程度の数の単語を学んだ後に
覚えた単語や知っている単語を思い出す方法としてリスニングをすると効果があります。
一度覚えただけだとすぐに忘れてしまうので…。
学んだ単語に何度も出会い思い出すことで記憶に残ります。
この時も、やはり意識して聞くことが大切です。
意識しないで音声を聞いていては
知っている単語が出てきてもキャッチできません><;
3.リズムや抑揚は感じられる
目標言語をただ聞き流しているだけでは聞き取れるようにはならないと書きましたが
その言語のリズムや発音を感じるために行うとしたら意味があります。
言語はそれぞれ独自のリズムや抑揚があるので、それを感じるためには
聞き流すことも意味のあることだと思います。
ただ、内容が理解できるようになるかは、別問題です。
まとめ
・目標言語の音声をただ何も考えずに流しているだけでは話せるようにならない。興味を持って聞く。
・意識的に知っている単語を探したり気になる音の意味を確認たりしながら聞く。
・聞き流しているだけでは聞き取れるようにならないが、その言語のリズムや抑揚は感じられる。
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