目標言語の発音・抑揚・リズムの強化のために
私自身、シャドーイング練習を取り入れているので
私の現在行っているシャドーイング練習のステップと
その際に注意する点を紹介したいと思います。
同じように発音・抑揚・リズムの強化のために
シャドーイング練習を取り入れたいと思っている
言語学習者の方の参考になれば嬉しいです。
STEP1 教材を探す
まずは、自分のレベルよりも少し簡単な音源を探します。
その時、話すスピードが自然な音源を選びましょう。
(特に、今回のフォーカスが発音・抑揚・リズムのため)
スクリプト(文字)や字幕があるものを探しましょう。
➔ただし、最初から文字や字幕が見えてしまうものは選ばないようにしましょう。
文字を見てしまうと自分が認識している音で繰り返してしまうので、
最初から文字を見て言うことは避けるようにしましょう。
その時、耳で聞いた音声をそのままマネする練習をしましょう。
(確認のために文字や字幕を見る)
今は、たくさん良い動画を簡単に探せるので
わざわざシャドーイング用の教材を購入しなくても
自分のレベルに合った動画が見つけられます。
自分に合うものを探してみてください。
***
㌽ 初級~中級レベルの方は、始めは字幕や訳がなくて2、3回文を読んだ後に、
字幕や訳を出してくれる動画を見つけると良い。
STEP2 シャドーイング練習
動画やポッドキャストなどの音源をかけてシャドーイング練習をします。
その時注意をすることは、シャドーイングをするときに出来るだけお手本の真似をすること。
発音・抑揚・リズム・つなぎ言葉や感情までも真似しましょう^^
真似をしてみてお手本の音声に着いて行けなければ、何か理由があるはずです。
どうして音声に着いて行けないのかを分析しましょう。
《考えられる理由》
1.単語を知らない
➔知らない単語は真似しにくいです。
単語を増やすように努力しましょう。
2. 思い出すのに時間がかかる
➔単語を知っていてもまだ自分のものに出来ていないということなので、
何度もその単語を聞いて使って頑張らなくてもすぐに意味がわかるようにしましょう。
3.発音を間違って覚えている
➔聞いたことない単語は真似をするのが難しいです。
知っている単語でも、違う発音で覚えていると正式な発音で聞いた時に
知らない単語と同じように「あれ?」と考える時間が必要になってしまいます。
正しい発音を覚えるようにしましょう。
4.リンキング等で違って聞こえる
➔単語を知っていて発音もきちんと覚えているのに
音の変化によって聞き取れないのはもったいないですよね。
抑揚やリズムになれることで、音の連音化・脱落・弱化をした方が
発音し易くなることがわかります。
まずは、抑揚やリズムに注意するようにしましょう。
5. リズムに慣れていない
➔言語はそれぞれ独特リズムがあります。
日本語と中国語も違うし、日本語と英語も違います。
そのリズムに慣れるまで真似しづらいかもしれませんが、
たくさん聞いて真似をしているうちに慣れていきます。
慣れるまで続けましょう!
6.自分の声に消されて聞こえない
➔イヤホンやヘッドフォンを使ったり、
スピーカーに耳を当てて聞くと自分の声にかき消されません^^
7.口が回らない
➔それぞれの言語を話す時に使う筋肉が違います。
たくさん発声して口の中の筋トレをしましょう。
たくさん練習すればするほど言い易くなります。
〈参考〉
***
㌽ 発音・抑揚・リズムを中心に練習する場合は、意味が取れているかよりも
どれだけお手本に近づけるかを優先する。自分の伸ばしたいスキルを明確にして行う。
STEP3 録音して確認
何度もシャドーイングを行ったら、シャドーイングのセリフを言う自分の音声を録音して
客観的にお手本の音声と比べてみましょう。
この時、違いを見つけるようとしながらしっかり聞くこと。
講師やネイティブ・スピーカーに録音したものを聞いてもらって
改善点を教えてもらうとなお良いです。
STEP 4 自分に改善点をフィードバック
STEP3で自分の声を録音してお手本と比べたら、
次に自分にフィードバックをあげましょう。
例えば、
・リズムが違う
・強調している箇所が違う
・発音が不明瞭
・区切っている箇所が多い
など。
自分に直すポイントがわかると、改善していけますね。
そして、またSTEP2から繰り返して練習してみてください。
以上です。
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