助動詞は、動詞に話し手の心理をプラスする文の要素です。
今回は、頻繁につかわれるshould と can の使い方を見ていきましょう。
では、まず現在形の
「トム(Tom)は、毎日勉強します。」
という文を作ってみてください。
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正解➡ Tom studies every day.
↑の文は、事実を表しています。
(㌽ 主語がTom (三人称単数)なので、動詞はsがつきます。study→studies)
(ちなみに…副詞の毎日は、every dayです。every と dayを離して書きます。)
トムは、毎日勉強しているので、その事実を話し手がトムの先生に伝えたのかもしれません。
この文の中には、話し手の心理は入っていません。
ただ、事実を述べています。
では、次の文はどうでしょう。
「トム(Tom)は、毎日勉強すべきです。」
先ほどの文に、「すべき」という話し手の心理が含まれています。
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正解➡ Tom should study every day.
この文では、should【~すべき、~したほうがよい】という意味の助動詞が使われています。
これは、話し手の「勉強したほうがいい」という心理が含まれています。
助動詞を使うときのポイントは
①助動詞は、動詞の前にくる。
②助動詞の後ろの動詞は、常に原形。
③助動詞の形は主語によって変わらない。
では、shouldを使って文章を作ってみましょう!
Youを主語にしてアドバイスの文を作ってみてください。
You should clean your room.
(あなたは、部屋を掃除すべきです。)
You should see a doctor.
(あなたは、医者に診てもらうべきです。)
作り方:You should +動詞の原形(例:go, come, take, eat, drink…)
【中級】shouldは、「~すべき」という意味が良く知られていますが
「~すべき」という意味の他に「~のはずだ」という意味もあります。
例えば、
「彼は、今彼の部屋にいるはずです。」は、
”He should be in his room now.“と言えます。
✨主語がyouでもshe(三人称単数)でも形は変わらない。
動詞の現在形のように主語によって形が変わらないので、初心者でも使い易いです。
では、次の文はどうでしょう。
「私は、泳げます。」
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正解➡ I can swim.
作り方:I can +動詞の原形(例:run / speak / cook / sing …)
この文では、can【~できる】という意味の助動詞が使われています。
自慢できるあなたや他の誰かの能力を伝えたいときにcan(~できる)が使えます。
文を作って練習してみましょう。
I can ride a horse.
(私は、馬に乗れます。)
My son can sing very well.
(私の息子は、とても上手に歌が歌えます。)
【中級】canは、「~できる」という意味が良く知られていますが
「~できる」という意味の他に、「~しうる、~することもある」という意味もあります。
例:She can be very selfish. (彼女は、自分勝手なときもある。)
では、今回は、この辺で。
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