ディクテーションの効果と方法
ディクテーションとは?
ディクテーションとは、読み上げられた外国語の文章や単語を聞き、書き取る練習です。
ディクテーションを中学校や高校の授業で行ったことのある方は、多いのではないでしょうか。
1960年代の言語学習でもよく使われていた歴史の古いアプローチなんですよ。
ディクテーションの効果は?
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リスニング & スピーキング
自分のリスニング力を確認するのに役立ちます。
聞き取れない音を分析することで、リスニングとスピーキングの練習に活かすことができます。
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ライティング
聞こえた単語を書き出し、聞こえなかった箇所は文章の構造を考えながら完成させてることで、ライティング力が向上します。
また、スペルを覚えているかどうかの確認もできます。
・記憶
短期記憶を伸ばすことができます。
母国語の文を記憶できる長さよりも外国語を記憶できる長さの方が短いです。
言語をマスターするにつれて長くなっていきます。
ディクテーションの練習方法
①自分のレべルに合ったテキスト文と音源(速度)を用意する。
②音源を流し、書きとる。
③聞き取れない場合は、何度か音源を流す。
④ある程度書けたら、聞き取れなかった箇所を記録する。
⑤聞き取れなかった箇所を文脈で考えて文章を完成させる。
⑥トランスクリプトを見て聞き取れた箇所と聞き取れなかった箇所を確認する。
⑦なぜ聞き取れないのかを分析する。
(例:そもそも単語を知らない/音と音がくっつくと聞き取れない/pとbの区別がつかない…など)
⑧聞き取れない理由が分かったら、講師に質問する。OR 自分で調べて練習する。
⑨他のテキスト文で繰り返す。
↑一例です。自分に合った方法で行ってみてくださいね。
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