目標言語で会話をするときに、
文法を考えていて即座に言いたいことが
言えない事ってありますよね。
例えば、
「この仕事を明日までに終わらせることは、難しいです。」
と英語で言いたい場合はどういうでしょう?
“It is difficult to … ”
のパターンが「ぱっ」と頭に浮かんだ方は、
簡単に文章が作れたのではないでしょうか。
“It is difficult to finish this work by tomorrow. ”
即座に言いたいことが言えないのは、まだ文法や構文(センテンス・パターン)が
自分のものになっていないからです。
自分のものにするためには、何度も使って身体に染み込ませなければなりません。
スポーツのように、その形を何度も何度も練習して身体に覚え込ませましょう。
言語学習は、「学問というより技術習得だ」という方がいますが、
私もその考えに同意します。
言語の習得ってスポーツや楽器のスキル習得に近い気がします。
文のパターンのお手本を真似して何度も何度も言って
単語を変えながら何度も言って
自分に関することでいくつも文を作成して
自由に使えるくらいまで練習します。
例えば、
“It is (A) to (B) .”
「 (B)をすることは(A)です。」
という文を練習するとすると、
簡単な単語で基本の文を学んでからAとBの部分を違う単語に代えて多くの文を作成します。
<基本の文>
It is difficult to understand.
(理解することは難しい。)
<Bを代えた文>
It is difficult to swim in the sea.
(海で泳ぐことは難しい。)
It is difficult to play rugby.
(ラグビーをすることは難しい。)
It is difficult to lose weight.
(痩せることは難しい。)
<Aを代えた文>
It is fun to swim in the sea.
(海で泳ぐことは楽しい。)
It is exciting to play rugby.
(ラグビーをすることは楽しい(わくわくする)。)
It is necessary to lose weight.
(痩せることは大切です。)
<否定文にした文>
It is not fun to swim in the sea.
(海で泳ぐことは楽しくない。)
It is not exciting to play rugby.
(ラグビーをすることは楽しくない。)
It is not necessary to lose weight.
(痩せることは大切ではない。)
このように、色々な変化をつけてパターン練習をしてみるのがお勧めです。
もちろん、一度覚えてたと思ってもまた忘れてしまうので
思い出すシステムが必要です。
例えば…
基本の文を
壁に貼っておくとか、
いつも見る手帳に書いておくとか、
スマホの表示画面にしておくとか、
フラッシュカードアプリに加えて忘れた頃またテストしてもらうとか…
私は基本的にフラッシュカードアプリに加えて、
どうしても覚えられなそうな文は覚えるまで付箋に書いて手帳に貼っておく
という方法をとっています。
このように覚えた文のパターンを実際に会話の中で実践する機会があると
とっても嬉しいですし、頭に残ります。
そして、
この「使えた!」という嬉しい感覚を味わうコトでモチベーションもUPします。
頭でわかったからと言って終わりにせずに
スポーツや楽器練習だと思って
時間をかけなくても「ぱっ」と出てくるまでトレーニングしてみてくださいね!
きっと役立つはずです!
今回は、以上です。
Let`s enjoy our language learning together!
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