半年ほど前から日本語を勉強されているトルコ人女性と言語交換をしているのですが
色々と感心させられているので、彼女の独学のポイントをまとめてみました。
彼女は、日本語教室に通ったことはなく
英語を修得した経験を基に、自分なりのやり方で日本語を学んでいます。
1.リサーチ
彼女と交流を始めて、「すごいなぁ。」と感じることは、
圧倒的なリサーチ力です。
時々、見つけた日本語学習用のサイトを送ってくれるのですが
「このサイトを良く見つけたなぁ。」と、感心します。
例えば…
言語学習アプリ
言語交換アプリ&サイト
YouTubeの日本語のレッスンチャンネル
ポッドキャスト
無料リーディング教材
単発のオンラインレッスン
様々な独学ツールを見つけて、まず試してみて
自分に合っているものを取り入れて続ける、といった感じです。
現在は、無料の教材が溢れていますが
一度にすべての教材を使って行くことは難しいので
自分のその時のレベルや目的に合った教材を選ぶ必要があります。
あれもこれもと欲張ってしまうと
途中ですべて投げ出してしまうことになりかねないので…
今の自分にとって役立つ教材を探ることが大切です。
必要な場合は、有料のコースや単発レッスンを受けるのもお勧めです。
一度試してみて、今の自分に合っているモノを採用し
他のものは、《時期が来たら使う教材・アプリ》リストに
入れておくといいかもしれませんね。
2.今必要なスキルの把握
もう1つ彼女の独学方法で関心させられることは
日本語学習において、自分が今、何を必要としているかをしっかり把握しているということ。
客観的に自分の足りていない部分を分析し、その部分を補うように
単発レッスンを入れたり、言語交換パートナーとのセッションをデザインしています。
例えば、文法が弱いと思ったら
自分の母語で文法を説明してくれる方の文法レッスンを単発で数回とってみたり
日本語のリズムに慣れるために
日本語の日常会話を流しているポッドキャストを聞いてみたり
できるだけ毎日会話練習ができるように
言語交換パートナーを数人見つけたり。
言語交換パートナーとのセッション(特に初級~中級レベル)で大切なのは
自分主導でセッションを作っていくことです。
例えば、自分が今学びたい文法を使ってたくさん例文を作ってみて
言語交換パートナーに確認してもらう、
自分のレベルに合った記事を読み、発音を確認してもらう、など。
3.明確な目標
でも、やっぱり彼女の独学の原動力は、【明確な目標】があること。
目標がはっきりしていると、そのにたどり着くまでの道のりをデザインしていくので
作り易いですよね。
しかも、そのゴールが自分自身が望んでいることなので、どうにか達成しようと頑張れます。
外から作られたゴールだと…弱いかもしれません。
会社から「TOEIC600取れ!」と言われて学ぶのと
自ら「1年後にワーホリに行く!」と思うのでは、熱量が全然違いますよね。
大きさは関係なく、クリアーな目標があると、独学を進めやすいです。
Hope it helps.
では、今回はこの辺で。
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