目標言語の動画やポッドキャストの音声を聞いていると、
理解できるところとできないところがあるので、
どのくらい理解できているのかを知るためにも
文字起こし(ディクテーション)をすることにしました。
ディクテーションは、自分がどのくらい聞き取れているかを確認したり、
聞き取れていない理由を知るのに役立ちます。
しっかり聞き取れない部分は、
自分が聞こえた通りにカタカナやひらがなで書いておくと
後で確認した時に、どの部分が聞こえていないのかがわかるので
復習に役立ちます。
このブログでも何度も書いていますが
《参考》 【言語学習】ディクテーションを使ったリスニング対策
音声が聞き取れない理由はいくつかあって
一番大きな理由は【そもそも単語を知らない】ですね。
そもそも単語を知らなければ、ちゃんと音が聞き取れたとしても
意味が分からないので…。
そして、次に大きな理由は【自分の認識している音と聞こえる音が違う】です。
自分では、○○だと思っていても聞こえてくる音が△△だったとしたら
知っている単語だと気づけませんよね。
自分の認識と実際の音の違いを確認するためにも
ディクテーションは効果があります。
ただ、速い音を聞き取るのはなかなか難しいので
自分の現在のレベルによって
少しゆっくりめ会話だったり
やさしい内容だったりを選ぶと良いです。
ポッドキャストや動画でも学習者用にお話しされているチャンネルもあるので
そのようなチャンネルを選ぶといいですね。
それと、ディクテーションをしてから自分の聞き取りの確認をする必要があるので
トランスクリプト(文字起こしされた文)が付ている音源を選びましょう。
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《実践》
今回は、中国語のディクテーションをしてみたいと思います。
現在のレベルは準中級くらいであまり複雑な話は理解できませんので
トピックが比較的易しいものを選んで文字起こししてみたいと思います。
準備: 音源を探す
実践: 一時停止しながら音源を聞いて文字に起こす。聞き取れないところは何度も聞いてみる。
確認: トランスクリプトと照らし合わせて、合っていた単語や間違っていた単語を確認する。
理解できなかった単語は、なぜできなかったのかを明確にしてきましょう。
まだ知らない単語は仕方がないけれど、知っているのに聞き取れなかった単語は
しっかり書き出して正確な音を何度も聞いて身体にしみ込ませましょう。
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まず、ポッドキャストのアプリでディクテーションに使えそうな音源を探してみましたが
なかなか手軽にトランスクリプトを確認できるものが見つからなかったので
YouTube動画を使うことにしました。
動画の画面を見ずに音声だけを聞いてディクテーションを行い、
その後画面を見て字幕を確認するようにします。
2、3分でもかなり疲れるので、区切りながら少しずつ進めることをお勧めします。
《実践してみての感想》
1.知らない単語は聞き取れない
(これが一番多い。)
|改善点|
語彙を増やす。
知らない単語に出会って、「これは覚えられそう」とか「会話で使いたい」
と思うものはどんどん覚える。
反対に「まだ覚えられなそう」とか「まだ使えそうもないかな…」と思う単語は
後回しにすること。
覚える気がない単語は、なぜか全然覚えられないので。
2.軽く発音されている音が聞き取れていない
軽く発音されていたり、他の箇所よりも速く発音されている音が聞き取れていない。
|改善点|
インプットが大切。
文脈で想像できるようになると、使われそうな単語がもっと簡単に頭浮かぶと思う。
文章を読み、音声を聞いて正しい言い回しをインプットする。
音声を聞いて、なんとなくで全体の内容を理解する練習も大切だけれど
こうやってディクテーションを行うと、聞き取れているところといないところが
はっきりと確認できますね。
主に知らない単語が聞き取れていないということは
知っている単語は聞き取れているということなので
自分が理解している発音と実際の発音の差異が少ないということになりますね。
そしたら、リスニングの学習は今まで通りの方法で問題ないということです。
迷わずに続けて行きましょう(^▽^)/
今回は、以上です。
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