以前、【言語学習】声を録音することの意味 というブログ記事の中で
自分の目標言語を話す声を録音することで
1)自分のスピーキングを客観的に分析できるし、
2)前の録音と比べて上達を確認できる
という点でとても意味のあることだということをお伝えしました。
今回は、前回の記事をもう少し詳しくどんなことがわかるのかを
自分の経験をシェアしてみようと思います。
まず自分が目標言語を話している声を録音する方法は大きく分けて2つあります。
1つは、独り言を録音する。
もう1つは、講師や友達と目標言語で会話をしている時に自分の声を録音する。
(相手の方の音声も一緒に録音する時に事前に許可を得ることがマナーですね^^)
今回は、2つ目の《講師や友達と目標言語で会話をしている時に自分の声を録音する》
について詳しく書いていきたいと思います。
まず、独り言との違いは、相手がいることで緊張感が生まれることです。
誰かと目標言語で話す時には明らかに独り言とは違う緊張感があるのと同時に
相手の言っていることを聞き取って即座に返答するというやり取りが生まれます。
自分の会話練習を録音してみて気づいたこと;
1.独り言練習の時よりもゆっくり話している。
➔間違えたくないという気持ちから、独り言練習の時よりもゆっくりになる。
2.独り言練習の時よりも発音がはっきりしていない。
➔自信がないためはっきり発音できていない。
3.考えている時間が長い。
➔「どういう風に言おう…」と考える時間が長くなっている。
4.会話中に咄嗟にいいたいことがでてこない。
➔例えば:「今おっしゃったことが、聞き取れませんでした。」など。
反射的に答える練習が必要。
独り言練習の時とは少し違う改善点が見えてきます。
講師や友達と目標言語で話す機会のある方はぜひ会話している時の
自分の声を録音し、改善点を見つけてみてください。
改善点を見つけたら次に解決策を考えます。
《自分の会話練習を録音してみて気づいたこと》に対する解決策;
1.独り言練習の時よりもゆっくり話している。
解決案➔ ・量をこなして慣れる/・間違えを恐れずに思ったことを言ってみる
2.練習の時よりも発音がはっきりしていない。
解決案➔ ・はっきり話すよう意識する
3.考えている時間が長い。
解決策➔ ・頭の中で何を考えていたのかを思い出してみる。単語を探していたのか、文法が出て来なかったのか、話す内容を考えていたのか、など。言いたかったけれど、出て来なかった単語や文法があれば復習して次回は言えるようにする。
4.会話中に咄嗟にいいたいことがでてこない。
➔解決策・即座に言えなかったことを復習し、次回はすぐに言えるように準備しておく。
録音した音声は、録音しっぱなしにしないで、復習の材料として使えるといいですよね。
今回は、以上です。
言語学習カウンセリングを行っています。
ご興味がある方は、詳細をご確認ください。
「咄嗟に英語がでてこない。」
「単語が覚えられられない。」
など、言語学習に関するお悩みのある方は、ぜひお気軽にお声がけください。
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