探求型学習 inquiry-based learning を
どのように言語学習(独学)に活かせるかを考えてみました。
まず、探求型学習とはなんでしょう?
大きな括りでは、アクティブ・ラーニングの1つのようです。
探求型学習は、自らが調べ、考え、試行錯誤で答えを発見することに重きを置いた学習法です。
Benefits of inquiry-based learning (探求型学習の利点)
・学習者が自発的に行動する
・学習者主導で行うことでやる気が出る
・学習者主導で行うことで結果に責任を持つ
・自ら答えを発見したことで身に付く
教室で取り入れる場合には、先生が生徒のレベルより若干難しいチャレンジングな問題を与えて
生徒達主体でグループで調べたり話し合って、答えを導き出すのですが
今回は、<言語学習の独学にどのように取り入れられるか>というテーマなので
独学にどのように使えるかという点で考えてみたいと思います。
① 疑問を探す。
例えば… 「must とhave to の使われ方の違いは何か?」というような疑問を自分に与える。
② must とhave to を含む例文をたくさん収集する。
ウェブサイトや動画、ドラマ、映画、テキストなどからできるだけたくさん収集する。
③ 例文を基に本質的な使い方を理解する。
言語はA=Bではないです。例文をたくさん分析することで本質的な意味を理解する。
④ 自分で文を作成する。
自分が使いそうな状況を想定しながら、多くの文を作成する。
⑤ 自分の理解が正しい確認する。
講師やネイティブに作成した文を確認してもらう。
その時に、自分がどのように理解して、このような文を作成したかが説明すると良い。
やり方としては、自分でまず学習をして、そこで出てきた疑問をレッスンで解消する<反転学習>に近い気がします。
疑問を解消して、「そうだったのか!」「やっぱりそうか!」とスッキリすれば記憶に残り易いです。
言語学習の独学や自主学習に取り入れてみるのもいいかもしれません。
では、今回はこの辺で。
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