言語学習の「動機づけ要因」と「やる気を奪う要因」
はじめに
言語学習の成功の鍵は【いかにモチベーションを維持できるか】だと思っています。
ただ、残念ながら、言語学習のモチベーションを持ち続けることは、
そんなに簡単ではありません 🙁 。
やる気があったと思ったら、来週には無くなっていたり…の繰り返しです。
特に、いつもその言語を使う環境に居ない場合、
自ら学習の機会を作らなければならないのでさらに難しくなりますよね。
自分自身が、今はモチベーションを維持できている時期、
やる気が減っている時期と認識しているかどうかも、
言語学習の継続を左右すると思います。
今回は、
「どんな時に言語学習の意欲・やる気がでる?」と
「どんな時にやる気が失くなる?」
についてちょっと考えてみたいと思います。
一般的には、下記のような動機づけ要因があります。
言語学習のやる気を上げてくれるモノ
☑ 夢・仕事・留学
・留学や就きたい仕事など、自分の夢のために言語を学習する。
☑ 友達
・友達と話をし理解するために言語を学習する。
☑ 旅行
・旅行をさらに楽しむために言語を学習する。
☑ 趣味
・目標言語で映画やドラマを見たり、歌の歌詞や本の内容を理解するために言語を学習する。
・好きなアイドルや芸能人の言っていることを理解するために、言語を学習する。
☑ 試験
・試験に合格する、または目標の点数を取るために言語を学習する。
この中でも一番強い動機づけ要因は、「夢」に関わることではないでしょうか。
「留学をする」とか、「外国へ住む」とか、「目標言語を使う仕事に就く」という夢があると、
自分の夢を叶えようと頑張りますよね。このような要因は、はっきりとしたゴールがあるので
言語学習へのモチベーションを維持し易いのではないかと思います。
旅行や趣味のために言語学習をする場合は、緊急性が低くゆっくり楽しみながら学べる反面、
途中で止めてしまうことも簡単です。
それを防ぐためには、例えば同じ趣味のネイティブの友達を作ってその方と話したり、
折角言語を学んだので、試験を受けてみるなど、
他の要因を絡めると途中でやめることなく続けられますよね。
試験に合格するためや目標の点数をとるために言語学習をする場合、
試験の申込みをしてしまったり、
試験日を自分で決めておくと、その日に向かって勉強し易いです。
ゴールが見えないまま走りつづけるのは、難しいですからね。
さて、ではどんな時にやる気がなくなってしまうのでしょうか。
やる気が無くなりがちな時
☑ プログレス(伸び)が感じられない時。
☑ 趣味に対しての熱い思いが冷めてきた時。
☑ 試験に落ちてしまったり、目標点にとどかなかった時。
☑ 他と比べてしまう時。
いくつか書いてみましたが、やる気がなくなる1番の要因は
上達を感じられない時 だと思います。
趣味に飽きたとしても、試験に落ちたとしても、他と比べてまだまだだと思っても、
自分自身の上達が感じられていれば、嬉しいですよね。
嬉しければ、もっと続けたくなりますよね!
問題は、ずっと伸びを感じられるわけではないことです…。
全然伸びない(と感じる)時期がありますよね。
そんな時に、どうやって(止めずに)続けていくかが大切です。
言語学習を続けられないと思った時には、
ちょっと振り返ってみるといいかもしれません。
以上です。
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